今回紹介したいのは、夏用の防水グローブです。
普通に趣味やスポーツとして自転車に乗っているというサイクリストにはニーズがないと思いますが、通勤で自転車に乗っている方には私と同じように探している方がいるかもしれません。
TEMRES 04advance/ショーワグローブ
【良い所】
1.高い防水性と縫い目がないという点
裏地全面にポリウレタンをコーティングして防水しているようです。さらにこのグローブは袖口以外には縫い目がありません。
縫い目というのは、糸を通すために針で穴を開けてあるので特殊コーティングで穴を埋めない限り浸水します。また使用を重ねることで糸が切れたりして結局縫い目から浸水することも多いです。
縫い目がないという事は、経年劣化による浸水のリスクが低いという事になります。水中に手を突っ込んでも濡れませんし、走行中に浸水することは今の所ありません。
2.透湿性と裏地が保温素材でない
透湿性を備えているようですが、数値上はおそらく他のグローブの方が高いものあると思います。
しかしサイクリング用の防水グローブは何も書かれていなくても冬用を想定しているものがほとんどなので、手袋自体が厚手だったり、裏地が起毛だったり、保温性に高い素材を使っていたり高い保温機能を持っています。
だから防水グローブを夏に使用した場合大量の発汗でグローブの内部が濡れてしまい、雨なのか汗なのかよくわからない状態になってしまいます。
このグローブは保温素材がないという点だけで圧勝出来ます。
3.操作性能
作業用手袋の派生として生まれているグローブなので、少しざらざらした表面コーティングによってグリップはとても良いです。
グローブも薄く柔らかいので指が動かし易く、シフトやブレーキ操作に支障をきたしません。
ほとんどの防水グローブは出来ないスマホ等のタッチ操作ができた点が良かったです。
ベロクロやドローコード等で袖口を絞っている訳でないので脱着がしやすいのも良いです。
裏地が汗なので濡れてもひっくり返して乾かし易いのが良いです。
4.値段
なんと実売1300円前後で購入可能なのです。

【今一つな点】
1.デザイン性
私はこのグローブにデザイン性を求めていませんが、少なくともおしゃれなグローブではありません。
色こそは黒色ですが、キッチンで使うゴム手袋と同じような外見です。
2.パッドがない
私はパッドなしか薄い方が好みなので気になりませんがパッドが欲しい人は対策が必要になると思います。
3.長さ
レインウェアの袖の中に入れてしまえば走行中は気にならないですが、少し長く感じます。
長い分濡れにくいというところはあると思います。
